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歯はご本人のものですから、
患者さまの選択やペースを尊重します
お気軽に、また、長く通っていただけるよう、環境や雰囲気を整えてお待ちしております。少しでも当院への足取りを軽くするため、痛みへの配慮も怠りません。その上で、患者さまには何らかの症状が出る前からのご来院をお願いしております。症状が出てからでは病気が進行してしまっていて、ご負担が大きく大掛かりな治療が必要になるからです。患者さまのストレスが少ない歯科医療を目指します。
お口は食べ物と健康の入口ですから、予防して守りましょう
もし、お口が健康でなくなれば、食べ物をしっかりと噛み砕くことができず、消化器に負担をかけたり栄養不足になったりしてしまいます。お身体の病気で消化器の健康状態が関与しているものはたくさんありますから、お口の病気がお身体にも悪影響を及ぼすことになります。また、歯周病の原因菌は、誤嚥性肺炎の引き金にもなるものです。
そもそも、歯が虫歯や歯周病になれば、苦痛に加え、治療の手間や費用も発生します。私は患者さまに、そうした辛い思いをしてほしくありません。そこで、予防を当院の診療コンセプトとしました。
今後はお口全体を診て、生活習慣にも着目する診療を
虫歯になったり詰め物が取れたりと、問題が起きた歯だけを診ていては、良い治療はできないと思います。問題が起きた背景には、顎の状態や噛み方のクセなどその歯以外の要因があるかもしれません。今後はそうした点にも着目して治療のご提案ができるよう、分野を絞らずに学びを深めています。
生活環境の変化・姿勢の変化が影響して、噛む位置が変わってしまうことがあります。この状態が続くと、本人が気づくことなく歯に想像以上のダメージが加わっていることもあるのです。
そのような変化に気づく為にも、お口の中の定期的なチェックをおすすめしています。
夫を追って異業界から転身し、歯科衛生士、そして歯科医師に
私が歯科医師になったきっかけは、当院の先代院長であった夫との出会いでした。それまで違う業界で働いていたところから転身して、歯科医師となりました。育った環境も歯科医療とは無縁でしたので、歯の痛みや治療の恐怖を一人の患者として経験してきた時代があります。私も、歯の治療って、音と振動がすごくてお口の中で工事をしているみたいだと思っていました。
だからこそ、患者さまの立場で考え、苦痛を減らしたいと思います。例えば麻酔は、表面麻酔が十分に作用するのを待ったり、痛みが出にくいようスピード調整ができる電動麻酔器を使ってお薬をゆっくりと注射したりと工夫しています。私が目標とするのは、「やさしい医療」の実践です。患者さまの負担を少なくできるよう、丁寧な説明と治療を心がけています。
スタッフ教育は主体性を尊重し、口出しせずに見守る方針です
歯科衛生士の業務で何か課題が見つかった時も、私は基本的に口を挟まず、スタッフ同士で答えを出してもらっています。私があれこれ言うよりも、任せて自由にやらせたほうがうまくいっている感じがしますね。
私は院長として、一歩引いた立場から職場の雰囲気を見守っています。
休日はゴルフを楽しみつつ、歯科医療についてもっと学ぶ時間も
私の趣味はゴルフで、休日はプレーを楽しんでリフレッシュしています。ゴルフコースを回ることもありますよ。
また、歯科医療は進化し続けますから、学び続けることが大事です。診療中は患者さまと向き合うことに集中していますから、休みの日に勉強する時間を取るようにしています。